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■ 三 十 八 ・ 失 せ も の ■ |
――嗚呼。 止まった時間は、何時になったら動き出すのだろう。 置き去りになったままの心。 空虚で空っぽな、私の時間。 時間は歩みを止めず、ただ流れて行くだけだと言うのに。 何処で無くしてしまったのか。 何を無くしてしまったのか。 分からない。 わからない。 ワカラナイ――。 何もかもが有耶無耶なまま、私は私を失ったのか。 置き去りにされたままの心が叫んでいるのだ。 自分はここに、居るのだと。 確かに存在したのだ――と。 切り取られた時間の中で。 色褪せない夕闇の中で。 叫びを受け取ったのは、過去からの使者。 ――りん。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 絵板でコレを描いた時に浮かんだモノ。 「後巷説」の先生。自分的には使者は小夜さんなんですが、「風の神」でも良さそうですな。 |